クォート容量のプラスティックキャンティーンです。M1961キャンティーンと呼ばれることもあります。
ベトナム戦争時からほぼ仕様は変わっていませんが、若干の色の変化はあります(ナム戦辺りのロットは色が茶色っぽい)。陸軍装備でも海兵隊装備でも重要な装備の一つです。
最近では背負うタイプのハイドレーションパック(キャメルバッグとか)が普及し始めていてこういう昔ながらの水筒もだいぶ見かけなくなりました。それでもPALSタイプのキャンティーンカバーはありますので未だに使っているのでしょう。
1クォートと聞くと良く分からない量ですが単位としては1ガロンの4分の1で、凄い大雑把に言うと1クォート約1リットル位だそうです。
キャンティーン本体
2つ所持していますが両方共2002年製となっています。色はオリーブドラブで、使用上の注意書きがボトルに書かれています。内容は
FOR WATER ONLY
DO NOT APPLY CANTEEN
TO OPEN FLAME OR
BURNER PLATES
直訳すると 水専用 直火に掛けるな ってことでしょうか(英語力皆無並感)
熱湯ぶち込めば当然変形の恐れもありますし、直火に掛けたら溶けたり燃えたりしてしまいますからね。一応書いておかないとやらかす人もいるのでしょう。
金属製の水筒ならやろうと思えばそのまま火に掛けて煮沸出来ましたが、この水筒だと金属製カップを利用しないと煮沸できませんね。その辺りは浄化剤でなんとかなるっていう判断なのでしょうが…
底部分
U.S. 2002の表記から2002年製だと思われます。製造者はH.T.P.?裏面に西暦とメーカーが書かれているのは60年代から変わりませんね。官給品以外のPX品に関しては分かりません。飲み口・キャップ部
キャップにはMADE IN U.S.A.の表記があります。この他にガスマスクとチューブで接続できるタイプのキャップも存在します。キャップは本体とプラ部品で繋がっているので紛失する恐れは殆どないかと思います。
飲み口はバリが残っているので結構飲むとき引っかかります。水を入れて振ると結構漏れてる感じがするんですよね。気のせいかもしれませんが…
何度か実際に使ってますが独特の匂いが中からするので苦手な人はダメかもしれませんね。
夏のサバゲでスポーツドリンクを入れて使いましたが、中を洗いにくいので洗わず放置したらもう使えなくなる(というか使う気が失せる)と思います。やむを得ずスポーツドリンクなどを入れるときには、当日中にちゃんと綺麗に洗い流してきちんと乾かさないと悲惨なことになるかもしれません。
水は生命線
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出典 アメリカ国立公文書記録管理局 |
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出典 アメリカ国立公文書記録管理局 |
実使用するキャンティーンは流石に新品が良いってことでネットで新品を買いました。
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