LC-1リーフはERDLリーフと比べると白っぽく色が落ちますのでその点でERDLリーフと見分けていますが写真からだと結構難しいです。並べてみると若干の色の違いが分かるんですが…
本体
見てのように状態がよろしく無いです。生地は触った感じではコットンサテンっぽい触り心地です。例えるとミッチェルパターンのカバーと近い感じですね。偽装用の切り込みが入っている点はいままでのものと変わりません。生地端もロックしてあります。
ひっくり返してみますと酷い裂けがあるのが分かります。ヘルメットカバーっていうのは結構な消耗品ですから痛むのも早いです。特にヘルメットの縁に当たる部分はすぐに擦り切れて穴が空いていたりします。
この個体の位置はヘルメット上部ですから樹の枝に引っかかったか、おもいっきりすっころんで引き裂かれたかでしょうかね…
以前黒色の糸で補修したんですが目立つので外しました。
裏地
裏に印刷が移っていないタイプの生地です。私は透けている生地はERDLリーフとして、透けていないのはLC-1リーフとして扱っているんですがこの認識で良いんですかねぇ…一応60年代の透けた生地のリーフパターンのカバーのコントラクトにはERDLと書かれていましたのでね。
リーフ関係はよくわからないです。高地用と低地用で分けて刷ったって俗説もありますし色々集めてみないと分かりません。
最近じゃ値段上がっちゃっててウッドランドみたいに気楽には手に入らないですが…
タグ
タグ内容COVER HELMET CAMOUFLAGE
DSA100-76-F-U363
8415-00-105-0605 [08]
MPLS. SOC. F/T BLIND INC.
ということでERDLの文字もリーフの文字もありません。CAMOUFLAGEの表記はありますが。
76年度発注のようですのでベトナム戦争が終結してから作られたようですね。リーフパターンは81年にはウッドランド迷彩が採用されますからそこまで日の目を見ることなく消えていった迷彩パターンだと感じます。
それでもヘルメットカバーはウッドランド装備に混じって使用されていました。
使用例
![]() |
出典 アメリカ国立公文書記録管理局(National Archives and Records Administration) トリミング加工・モザイク加工済 |
ただこの頃だと流石にERDLのものはLC-1リーフと比べると少ないかと思いますが…
グレナダ侵攻ではグランド・トループス・ヘルメットはバリバリ現役だったためリーフパターン、ミッチェルパターン、ウッドランドパターンのヘルメットカバーを同時に見ることが出来ます。
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