M1972マガジンポーチから基本的なデザインは引き継いでいますが、ポーチ内のフラップが廃止されただの仕切りテープになる改良をされました。
裏側
スライドキーパーでベルトに固定する方式です。左2つは同時期に作られたものなのか質感が同じです。右上のものはおそらくリプロ品かコピーだと思われ、かなり黄色っぽい生地を使っています。作りはほとんど一緒でした。右下はこの中では一番古いものだと思います。
時期による若干の差
70年代から2000年代にかけて作られた装備ですので時期によって若干差があります。左側は1990年代のもので、右はそれ以前のものだと思いますが、本体のナイロン生地やバイアスの質感が異なります。
マガジンポーチだけに限らずALICEパックやサスペンダーなど他のものも時期によって若干差があるようです。
ステッチバリエーション
バイアスの縫い方に直線とギザギザ縫いのバリエーションがあります。この辺は仕様変更によるものか製造メーカーでの簡略化は分かりません。各年代の仕様書を見つければ分かるのでしょうが…収納容量
ポーチには30連STANAGマガジン3本を収納できます。30連マガジンは1本しか無いので写真では2本20連マガジンですが…マガジンを仕切る仕切りが付いています。使ってると正直邪魔なんですけれど…
仕切りテープ
仕切りが存在するものと存在しないものがあります。左のものは恐らく元々の仕切りを取っ払ったのでしょうが、1990年代後半に元からオミットし始めたようです。(※注1)スタンプ
スタンプです。内容は上手く読み取れませんが、「Case, Small Arms,
Ammunition, M16
Rifle, 3-30 Round Magazine」
までは分かります。
DLAロットで90年発注品でしょうか…
グレネード収納ポケット
左右のポケットには手榴弾を装着できます。手榴弾型BB弾ケースを付けていますが、中身を入れると動く度にうるさいのでやめたほうがいいと思います… 重さを出したいなら砂を入れるのが良いでしょう。ここにカラビナを付けて手袋を吊り下げていることもあります。
手榴弾はフラップのテープでちゃんと固定しましょう。
このBB弾ケース、ヒューズの刻印が入っているしヒューズ部分は金属でずっしりで中々良かったんですが、最近はヒューズの刻印もなく材質もプラ製の質素なモデルのものしか売ってないんですよねぇ。
サスペンダー用アイレット
フックが廃止され代わりにアイレットが付きました。ここにY型サスペンダーの金具を通せばマガジンポーチが下を向かなくなります。この点はM1967マガジンポーチからの改良と言えるでしょう…注1 『多功能轻量化单兵承载装具系统(ALICE) – Gear Illustration』 (2016/05/18 アクセス)
あとがき
今日の記事は画像多くしたので文字書くのが中々大変でした。最近は19時頃でも真っ暗じゃないので夏が近づいてるんだなーって思います。サバゲにも久々に行きたいですが動くエアソフトガンが無いのでどうしようも… 欲しい本やらもあるけどそこら辺切り詰めて生活しないとなぁ…
夏にこそALICE装備は涼しくて良いと思うんですが、ALICE好きの方はPASGTアーマー着込んじゃうのでさぞ地獄だろうと思います。僕はボディアーマー持ってないので着こめないんですが一着買っとかないといけないなーって思ってますね。
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