個人的には最優秀チェストリグだと思う五六式弾帯です。弾帯という名が付いていますが実際にはチェストリグになります。非正規、正規を問わず世界中の武装組織で使われているベストセラー装備ですね。東側に留まらず現代戦で西側のアメリカの特殊部隊が使用していることもあったようです。
ナム戦装備ではベトコンの他、米軍特殊部隊(SOG等)での使用も見られます。
中央部にAK系マガジンを三本、左右に小型のポケットが四つ付いているのが特徴的です。ちなみに弾倉用ポケットが四つ付いているものは五六式弾帯ではなく八一式弾帯と呼ばれます。八一式よりも五六式の方が写真などでよく見かけるかな?
五六式小銃用と八一式小銃用に別々に採用されたんでしょうがマガジン入れて使う分には特に関係ないでしょうね。
五六式弾帯にもOD色とカーキ色のモデルが存在しています。私のものはカーキモデルのものです。カーキモデルの方は恐らく1960年代にも使われていたのかなと思いこちらを購入しました。
他にもカーキとOD生地の混合だとか、ODというよりただの緑だろってやつとか色々バリエーションがありますので集めるのも楽しいかもしれません。むしろ集めだしたら絶対沼ですよこれ。
裏面には特に何もないとてもシンプルな作りになっています。中央にはスタンプが押されていますね。
生地はコットン生地ですがそこそこ固めです。中国製装具だからと言って甘く見てはいけません。そこら辺の下手なナイロン装備よりも頑丈でしょう(尼とかの謎のナイロン製で安い装具は中国製ですが…)
スタンプはこんな感じです。ODモデルだとまた違った刻印でした。
五六式7.62mm冲锋枪(翻訳かけたらサブマシンガンの意でしたが自動小銃でしょう…)
弾匣袋(弾倉袋?)
3521六九年度制(1969年製でしょうか)
フラップは豆みたいな木の部品を紐に引っ掛けて固定します。後になるとドットホック方式のものも登場しますので素早い抜き差しがしたいならドットホック方式の方が明らかに便利でしょう…
ちなみに左端の小ポケットは他と比べると大きい上中にペン差しみたいな部分が付いています。クリーニングキットとかを入れるのかもしれません。そもそも小ポケットに何を入れるか分からないんですがやっぱり手榴弾を入れるんですかね。サイズ的にちょうどいいですし。
フラップ部分にはステッチが入っており強度UPに一役買っています。バイアスもきちんと取られており、中々丁寧な仕様です。紐が千切れそうで不安ですがまあ最悪千切れたら縫い直せば良いかなって思ってます。
Dカンに変わった通し方をしていました。適当に解いてしまったら戻し方が分からなくなりそうですね…
こんな感じで普通のチェストリグとして十分使えます。AR-15系のマガジンの運用をするには底上げやらをしなくてはいけませんがAK系なら安くて丈夫で様々な装備に合わせることが出来るので重宝するでしょう。
五六式は中田商店で入手するのが一番簡単だと思います。中田商店の通販サイトでも入荷することがありますが在庫管理案外適当なので在庫なし表示でも店舗にはあるということがあります。これに限らず日本軍装備系は大抵そんな感じですがw
中田商店通販サイト
ちなみにデッドストック新品でもカビが生えていることが多々あります。まあ洗えば問題ないので…
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